B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2013/12/21

3Dプリンタ「Solidoodle 3D Printer, 3rd Generation」いきなり壊れた

これまでCGで作ったものを立体化できないかと何度も考えてきた(チェスとの航海)
3Dプリンタが手軽になってきたので導入。

9月に注文して11月に届いた。アメリカから。
しかし入院中だったため、段ボール箱から取り出したのは先週。
それが1度もプリントできずに壊れてしまったところからこの話は始まる。

3Dプリンタってどんなもの
とりあえず知らない方のために紹介しておく。
1. PC3Dモデルを制作したあと、STLファイル形式で書出す(他の3D造形機器と同様)。
2. プリンタには専用ソフトがあり、STLファイルを読込んでプリントする。
3. プリンタは、針金状のプラスチックを熱(200度近く)で溶かし、ノズルから線を引くようにプレートの上に流してゆく(0.5mm以下)。これが立体の1断面に相当する。プラスチックはプレート上でさめて固まる。断面の印刷が終わると自動的にプレートが下がり、その上に次の断面としてプラスチック線を引いてゆく。これを立体の高さの分だけくりかえす。これがカラープリンタとの違いである。

ノズルがつまり、ヘッドを分解。プリンタヘッドがガイドから外れてしまった(想定外)。とりあえずプラスチックの詰まりは取除いたが,0.1mmの精度で印刷するプリンタを元通りにできる自信はなかった。やりすぎた。

プリントしてみる。最初はケーキのモンブランのようになってしまった(奥)。2度目はなんどか・・。作ろうとしているのは自作のチェス。

■Solidoodle 3D Printer
カラープリンタとは違う。動かすのは思ったより面倒。
以前からプリンタを使用していた杉さんのサポートが必要だった。

1日目:まず段ボール箱をあけると英語のプリントが2枚入っているだけ。英語のサイトに行ってソフトをダウンロード(サポート1度目)。しかしUSBで接続しても反応がない。

2日目:サイトを和訳。設定を変更する必要のある事を知る。クリア。
しかし作動テスト(サポート2度目)をしているうちにフィラメント(プラスチック線)がプリンタヘッドの手前で一旦溶けて固まってしまう。つまりプラスチックがノズルまで行かなくなってしまった。印刷不能状態である。
出来るかどうか不安だったがヘッドを分解。というか予想を超えてバラバラになってしまった。おかげで固まったプラスチックは取除けた。しかし分解するだけでも困難だったヘッド、元の位置に組み立てるなど技術的に不可能に思えた。精度は0.1mmである。
保証書も見当たらなかった。一度も使わずに廃棄? 落ち込む。

3日目:杉さんが組み立ててみるといってくれた(サポート3度目)。

4日目:直った。信じられなかった。杉さんが急に神々しく見えてくる。さすがプロダクトデザイナー!
いよいよプリントが始まった。しかし2つの問題が起こっていた。
1つ目は、フィラメント(プラスチック線)が、からんで巻かれていたため、ロールを手動で回してあげないとプラスチックが送られないのだ。プリントが済むまで付きっきりでいなくてはならなかった。
2つ目は、印刷される立体とプレートとがしっかり止まっていないと、立体が動いてしまい印刷がずれてしまう事だった。
それは目の前で起こった。1度ずれたら修正不可能だった。チェスつもりがケーキのモンブランに。

5日目:まずはからんだフィラメントを正常に戻した。フィラメントをリセットするためにはコツがある(サポート4度目)。つぎにプリント中の立体がずれないようにプレートに両面テープを張る。ついにプリント終了。仕上がりはちょっとショボいが希望がもてた。

■現在大きな2つ目をプリント中。月曜には仕上がりを見る事が出来る。はずだ・・。
つづく。

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